家庭教師を休んでしまったら振替は可能?
東京には、さまざまな家庭教師の会社がありますが、通常の授業をおこなうときには、必ず振替することも考慮されています。
このとき、どのような条件で振替をすることができるでしょうか。その条件などを見ていきましょう。
講師が休んでしまった場合の対応方法
家庭教師の講師は、若い先生が多い傾向にあります。プロとして社会人がおこなっているような会社もありますが、最近はどちらかといえば学生が学業のかたわらアルバイトとしておこなっている傾向があります。
このような家庭教師においては、学校の行事などでやむを得ず勉強を教えることができないようなこともあるでしょう。家庭教師の授業は、曜日と時間がほぼ決められています。
例えばAさんの家に訪問するときは月曜日と木曜日の7:00からと決められていれば、毎週1年間を通してその時間帯と曜日に生徒の自宅まで行くのが基本になります。ですが場合によってはその時間帯に参加することができないこともあるでしょう。学園祭の準備をしたり、クラブ活動で遅くなる場合などです。
また、大学生の場合は飲み会などをしていることもありますので、その場合には別の日にしなければなりません。この場合には、通常振替ができるようになっていますので安心してよいでしょう。
ただし、いくら別の日に変更できるといっても、毎月日時の変更を何度もおこなってはいけません。それこそ、生徒との信頼関係にひびが入ってしまう可能性があります。
もし、曜日を変更したり時間を変更する場合でも、毎月一回かそれ以下にしておくことが必要になります。それ以上になると信頼関係が失われ解約される可能性もあるでしょう。
生徒の方で都合が悪くなった場合はどうか
家庭教師は、通常先生一人に対して生徒が一人になります。この場合、生徒の都合が悪くなるとその日の授業はなくなることになるでしょう。
例えば、生徒も部活をやっているとすれば大会前に練習が遅くなり、決まった時間に家に戻ることができない場合があります。それ以外にも、文化祭や何らかの学校行事により予定通りに家に帰宅できないこともあるでしょう。
さらには、風邪をひいた場合や体調不良の場合に、勉強することができないこともあります。このような場合、振替をすることが可能になるか問題になりますが、大抵の場合は特に問題なくできます。
講師が曜日や日にちを変更する場合と異なり、生徒の場合は一ヶ月に一回以上曜日や時間帯を変更しても問題ないことが多くなります。ただ、場合によっては全く変更できないこともあることも理解しておかなければなりません。
日程を変更できない場合とはどのようなときか
講師の立場としても生徒も立場としても、ある程度自由に日程を変更できますが、必ずしも変更できるとは限らないこともあります。講師の場合の理由としては、遊びに行く場合などがこれに該当するでしょう。
いくらアルバイトとはいえ、責任を持って一人の生徒を見ているわけですので、遊びが入ったからといって、仕事の日程を勝手に変更することはできないのです。
一方で、生徒の場合は勝手に遊びに出かけてしまった場合などは、変更することができず振替が不可能になることが多いです。あくまで、日程が変更できるときは体調不良の場合や学校行事が入ってしまった場合などのように、やむを得ない場合に限られるでしょう。
生徒が振替をする場合、無料でおこなえるか問題になりますが、多くの家庭教師センターでは無料でおこなっています。やはり、一ヶ月の中にはやむを得ず変更しなければならないこともありますので、その点は柔軟に対応してくれるでしょう。
家庭教師の方が振替をする場合には、やむを得ない事情がある場合だけに限られます。しかも、月に一回ぐらいまでしか認められないことがほとんどになります。なぜなら、回数が増えれば増えるほど生徒に迷惑をかけてしまうからです。
一方、生徒の場合は振替を何度もおこなうことができるでしょう。ただ、授業があることを知らずに遊びに行ってしまった場合などのように、完全に生徒の自分勝手な事情で授業ができない場合には変更は認められませんので注意が必要です。